東方学院香川地区教室

東方学院50年誌(1973-2023)表紙

東方学院 香川地区教室は、昭和40年代に、香川での仏教文化の発展を願って開設されました。
香川県出身の日本画家・野生司香雪(のうす こうせつ)氏の回顧展をきっかけに、寺院関係者や仏教思想に関心を寄せる方々とのつながりが生まれ、準備が進められました。
特に、インド哲学・仏教思想の研究者で、香川にゆかりの深い 中村元(なかむら はじめ)氏 の協力により、開設が大きく前進しました。
開設後は、寺院や文化施設を会場に講演会・研究会を開催し、仏教思想の普及と地域文化の発展に寄与してきました。

香川地区教室主催 公開講座

昭和62年度 夏期講座 (協賛:公益社・ずゞや)
8月18日(火) 中村 元 「東洋の心 ―仏典の言葉をひいて現代の世相を反省する―」
8月25日(火) 石田 瑞磨「往生要集の世界」
 
昭和63年度 公開講座 (協賛:公益社・金倉仏光堂)
9月24日(土) 中村 元 「原始仏教の生き方」
10月22日(土)  石田 瑞磨「浄土教の中の法然」
12月1日(木) 西村 公朝 「仏の世界観」
 
平成2年度  公開講座 (協賛:公益社・岩佐佛喜堂)
9月19日(水) 中村 元 「仏典に聴く ―良い国をつくるために―」
9月25日(火) 石田 瑞磨「親鸞 その思想」
 
平成4年度 公開講座 (協賛:公益社・金倉仏光堂)
8月6日(木) 中村 元 「聖徳太子の理想」
奈良 康明 「現代における豊かさを考える」
 
平成5年度 公開講座 (協賛:公益社・岩佐佛喜堂)
8月6日(金) 中村 元 「あたたかい心」
奈良 康明 「人間と自然のおつきあい」
 
平成6年度 公開講座 (協賛:公益社・岩佐佛喜堂)
8月6日(土) 中村 元 「人間の理法」
対話「宗教と科学・技術」
奈良 康明 「現代の合理主義と宗教」

佛教文化講演会

公益財団法人 中村元東方研究所 と共催し、 毎年2回(5月・9月)、法恩寺本堂にて公開講座を開催していました(協賛:公益社・岩佐佛喜堂)。

第 1回平成22年5月21日(金)
第一講前田 專学 先生 「仏教のこころ」
第二講田辺 和子 先生 「タイの中部地区の仏教寺院について」
第 2回平成23年5月20日(金)
第一講前田 專学 先生 「中村元先生が大切にされていた経文」
第二講釈 悟震 先生 「それでも“戒め”叡智に生きる」
第 3回平成23年9月16日(金)
第一講奈良 康明 先生 「無縁社会から有縁社会へ」
第二講加藤 榮司 先生 「日本仏教と戒律の不在」
第 4回平成24年5月25日(金)
第一講吉野 惠子 先生 「慈悲の思想と人間の価値について」
第二講田中 公明 先生 「両界曼荼羅の誕生」
第 5回平成24年9月12日(水)
第一講水上 文義 先生 「人は誰でも仏になれるか-法華経と密教-」
第二講常磐井 慈裕 先生 「親鸞と善光寺」
第 6回平成25年5月17日(金)
第一講上野 敬子 先生 「仏教の普遍的意義を考える-中村元の思想研究が明らかにしたもの-」
第二講吉村 均 先生 「仏陀になるとは?-インド・チベットの伝統から-」
第 7回平成25年9月13日(金)
第一講細野 邦子 先生 「科学と仏教」
第二講服部 育郎 先生 「仏に出会い、仏になる-ブッダの教え-」
第 8回平成26年5月16日(金)
第一講奈良 修一 先生 「近代における仏教の役割-鈴木正三を中心に」
第二講竹迫 祐子 先生 “日本の童画家”シリーズ1
「ちひろが愛した画家・初山滋」
第 9回平成26年9月19日(金)
第一講佐久間留理子 先生 「仏教と異宗教との共生-ヒマラヤの宗教文化から-」
第二講竹迫 祐子 先生 “日本の童画家”シリーズ2
「ハイカラなノスタルジー 岡本帰一の魅力」
第10回平成27年5月22日(金)
第一講茨田 通俊 先生 「慈悲 ~釈尊から親鸞へ~」
第二講竹迫 祐子 先生 “日本の童画家”シリーズ3
「ハイカラなノスタルジー 岡本帰一の魅力」
第11回平成27年9月18日(金)
第一講林 慶仁 先生 「仏教の真理は知識で得られるか」
第二講山岸 吉郎 先生 “日本の童画家”シリーズ4
「童画の王様、武井武雄の人生と作品」
第12回平成28年5月20日(金)
第一講清水 晶子 先生 「インドの宗教-ジャイナ教と宗教生活」
第二講蕗谷 龍夫 先生 “日本の童画家”シリーズ5
「夢二が絶賛した美人画の天才!」
番外平成28年9月16日(金)
第一講藤原浄峰 「京佛師 堀部幸男の生涯と作品」-法恩寺蔵作品の紹介-」
第二講仙仁 司 先生 “日本の童画家”シリーズ6
「深沢省三と虹子の世界」
第13回平成29年5月19日(金)
第一講有賀 弘紀 先生 「仏教とヨーガ」
第二講石川 桂子 先生 “日本の童画家”シリーズ7
「大正ロマンの画家・竹久夢二の魅力~生涯と芸術、知られざる素顔に迫る~」
番外平成29年9月22日(金)
第一講藤原浄峰 “法縁の人々”シリーズ1「詩人阿野赤鳥氏のこと」
第二講上島 史子 先生 “日本の童画家”シリーズ8
「日本の絵本 100年の歩み」
第14回平成30年5月18日(金)
第一講堀内 伸二 先生 「仏教を歩むとは? -臨済禅の修行を通して-」
第二講松本 品子 先生 「カリスマ挿絵画家・高畠華宵」
番外平成30年9月21日(金)
第一講藤原浄峰 「野生司香雪画伯の『奄没羅採取』図について」
第二講牧野 裕二 先生 “日本の童画家”シリーズ9
「童画家・村山知義と童話作家・村山籌子(かずこ)~奇跡のコラボレーション~」
第15回令和元年5月24日(金)
第一講柴崎 麻穂 先生 「インド説話の世界-カター・サリット・サーガラを通して-」
第二講松本 品子 先生 “日本の童画家”シリーズ10
「知られざる明治・大正の挿絵画家・鰭崎英朋」
番外令和元年9月20日(金)
第一講藤原 浄峰 「野生司香雪画伯の『指蔓外道(Angulimala)』図について」
第二講窪美 酉嘉子 先生 “日本の童画家”シリーズ11 東山魁夷にみるメルヘンの世界

文化活動

2022年8月29日
インド大菩提会総書記・シーワリ氏が当寺を来訪され、プロジェクトについての意見交換を行いました。

当寺では、日本画家・野生司香雪(のうす こうせつ)氏によるインド・サールナート仏伝壁画保全プロジェクト(詳細はこちら)に賛同し、協力しています。
このプロジェクトは、1936年(昭和11年)、インド・サールナートの 初転法輪寺(ムルガンダ・クティ寺院 / Mulagandha Kuti Vihara) に描かれた、全長約44メートルに及ぶ大壁画の劣化を憂慮し、その保存修理とデジタル化を進める文化財保護の取り組みです。
なお、募金活動は令和5年(2023)年3月31日に終了しています。

当寺も、仏教芸術の価値を未来へ伝えるため、地域の寺院として支援を行っています。